電力自由化とは、あなた自身で電力会社や料金プランを選べる仕組みです。
今話題で気にはなっているけど、一番の関心事はあなた自身にとって得になるかどうかですよね。
私たち一般の生活者からみた電力自由化のメリットとデメリットを知ることで、今取り組むべきか判断することができます。

スポンサードリンク  

 

電力自由化のメリット

energy-liberalisation (18)

電気料金が目安として5%前後安くなる可能性がある

従来の地域の電力会社1社独占体制から自由競争により価格は安くなることが想定されています。
一般的に現在電気料金を多く支払っているご家庭ほど電気料金は安くできます。
目安として5%ほど下がるケースが多いようです。
ただし、家族構成や電気使用量、地域によっては新電力会社との契約により値引率が5%を下回ったり、逆に現状維持のほうがよい場合もあります。

例:H.I.S.( H.I.S.エナジー)に乗り換えた場合の電気料金シミュレーション

世帯人数 現在の年間電気代 年間節約額 値引き額 値引率
1人世帯 ¥66,980 ¥63,546 ¥-3,434 5%
2人世帯 ¥117,658 ¥111,634 ¥-6,024 5%
3人世帯 ¥136,711 ¥129,718 ¥-6,993 5%
4人世帯 ¥142,331 ¥135,051 ¥-7,280 5%

電気料金は一生払い続けていくものです。
年間数%の値引率でも生涯で計算するとその額は見過ごせません。
この機会にあなたご自身にあった料金プランを確認すると実感がわくと思いますよ。

実は電気料金値下げより付随するセット割引の方が魅力的な場合も

電力自由化では電気料金の値下げそのものに関心がいきがちですが、人によっては新電力との契約で得られるセット割のほうがメリットがあるという方もいます。
下記に例をあげていますが、他にも続々と魅力的なサービスが登場しています。
まずは今ご自身が日常で利用している携帯会社、ガス、鉄道会社などから調べてみるのも一つの手です。

例1:東京ガスへの乗り換えの場合
・Tポイント、ポンタポイント、楽天ポイント等として利用可能
・クックパットのプレミアムサービスが一部利用可能
・ガスと電気両方の契約で生活まわり駆けつけサービス(水まわり、鍵、ガラス)がキャンペーン期間中無料

例2:ジュピターテレコム(J:COM)への乗り換えの場合
・ケーブルテレビのJ:COMとの契約で毎月の電気料金が最大10%割引
※すでにJ:COM加入済の方でも契約可能
例2:東京ガスへの乗り換えの場合
・Tポイント、ポンタポイント、楽天ポイント等として利用可能
・クックパットのプレミアムサービスが一部利用可能
・ガスと電気両方の契約で生活まわり駆けつけサービス(水まわり、鍵、ガラス)がキャンペーン期間中無料

スマートメーター導入でさらに節約上手に

新電力会社と新たに契約を結ぶ場合は、スマートメーターの設置(原則無料)が必要となります。
2024年までに全世帯の電気メーターがスマートメーターに切り替わります。
スマートメーターの最大のメリットは電気使用量が30分刻みで計測できることです。
電気使用量の「見える化」で効果的な節電や省エネにつなげることができます。
また、将来的にはHEMSと接続することで、電気使用量から高齢者の見守りサービスに活用するビジネスも本格化すると言われています。

HEMSとは:
Home Energy Management System(ホーム・エネルギー・マネージメント・システム)の略で、住宅用エネルギー管理システムといいます。
家中の様々な家電製品がインターネットと接続し管理が可能となるものです。
電気使用量の「見える化」により、節電や割引を得られるメリットがあります。

電力自由化のデメリット

energy-liberalisation (19)

電力自由化は新電力会社参入により様々なメリットがある反面、デメリットも存在しています。
私たち一般の生活者にとってデメリットと思われるポイントをあげてみました。

電気料金プランやメニューが多すぎてどれがいいかわからない

電力会社の切り替えで一番最初に悩むのが、新電力会社の膨大な数です。
電力小売自由化がはじまる2016年4月時点でもすでに130社以上が小売電気事業者の登録申請をしており、今後さらに増加する見込みです。
選び方のキッカケとして、あなたのライフスタイルにとって数あるサービスの中から何が一番メリットがあるか(価格重視、サービス重視、手軽さ重視等)、優先順位をつけると比較検討しやすいでしょう。

ライフスタイルによっては現状維持の方がお得の場合も

電力自由化により、すべての人の電気料金が安くなるとはいいきれません。
新電力の切り替えのメリットが少ない方とはこのような方です。

1人暮らしの方
30A未満の契約や月々平均4000円未満の方など、電気使用量が少ない場合は、十分な値引きのメリットを享受しづらく、逆に値上がりするケースもあるので注意が必要です。

オール電化の世帯
オール電化世帯の電気料金は、オール電化以外の世帯よりもすでに5~10%程度値引きされています。
例:東京電力の「電化上手」プラン
・深夜帯(23~翌朝7時)の電気料金は通常より4割以上安い
・使用量に応じて5%オフ(基本料金を除く)
また、ガスを使用していないため、ガス会社の料金プランは難しいでしょう。

少なくとも2020年までは既存の電力会社による従来の料金プラン(規制料金)も提供することになっています。
ご自身やご家庭のライフスタイルにあった新電力各社の料金プランをみてメリットがないと感じたら現状維持という選択肢もあります。

電力安定供給の不安

新電力の乗り換えによって、停電のリスクが高まることだけは避けたいところです。
結論をいうと、新電力切り替えによる停電リスクの不安は不要です。
万一、新電力会社が何かトラブルで電力を供給できなかった場合でも、既存の電力会社が不足分を補うことが国のルールとして定められています。

energy-liberalisation (22)

まとめ

メリット
1.電気料金が目安として5%前後安くなる可能性がある
→年間数%の割引でも生涯では大きな金額になります。
2.実は電気料金値下げより付随するセット割引の方が魅力的な場合も
→スマホ料金やガス料金などと合わせて支払うことで従来よりお得なサービスを受けられることもあります。
3.スマートメーター導入でさらに節約上手に
→節約、省エネのきっかけとなり、将来的には高齢者の見守りサービスといった活用方法も見込まれています。

デメリット
1.電気料金プランやメニューが多すぎてどれがいいかわからない
→ご自身やご家族のライフスタイルから優先順位をつけて料金プランを選ぶとスムーズです。
2.ライフスタイルによっては現状維持の方がお得の場合も
→1人暮らし、オール電化世帯の方は現状維持のほうがよい場合もあります。
3.電力安定供給の不安
→新電力切り替えによる停電リスクの不安は不要です。

 

電気料金のメリットとデメリットが理解できたところで、実際に利用している世帯の生のアンケート調査結果をもとに安くなるかどうかチェックしてみませんか?

電力自由化で安くなる人、安くならない人とは